手足口病、警報レベルの流行
令和6年5月末以降、大阪府内における手足口病の患者報告数が急増してます。
手足口病は有効なワクチンがないため、日頃からの手洗いなどの感染予防が重要です。
ご家庭での手洗いやうがいの習慣づけや、保育施設や幼稚園などでの感染予防を心がけてください。
手足口病とは
主な症状は、口の中や手足にあらわれる水疱状の発疹で、3人に1人の割合で発熱が見られますが、高熱になることはあまりなく、多くの場合は数日で改善します。
しかし、まれに髄膜炎や脳炎など、中枢神経系の合併症などを引き起こし重症化することがあります。
通常、4歳くらいまでの乳幼児を中心に流行しますが、大人でもかかることがあり注意が必要です。
実は、手足口病は子供よりも大人のほうが、症状が重くなりやすい病気です。発疹の痛みは大人のほうが強くでて、とにかく痛く、足裏などにひどく出ると歩けない程になります。全身倦怠感、悪寒、関節痛、筋肉痛などの症状が出ることがあるのも大人の手足口病の特徴です。
治療は、症状に応じた治療となります。
他の湿疹と鑑別がつきにくいこともありますので、手や足の発疹、口の中の水疱など症状がある場合は、受診をお勧めします。